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女性ホルモンによってがんが増えるなどのマイナス面がある。
そこで、最近注目されるようになったのが、成長ホルモンの作用である。
泌が低下した状態で、骨折が非常におこりやすくなることを示していると、C原教授は話す。
1日平均の血中成長ホルモン濃度は、思春期前後が最も多く、30代を境に急激に減少する。
これが「ソマトポーズ」である。
体(ソマト)、下垂体の成長ホルモン産生細胞(ソマトトロープ)、中断する、止める(ポーズ)が語源とされ、「加齢による機能的な成長ホルモン分泌不全状態」を指す。
「すべての人がその過程にかならず入るのですから病気ではない。
とはいえ、若いときに比べると成長ホルモンのはたらきが極端に悪い状態であることはたしかです」成長ホルモンは下垂体前葉から分泌され、中枢神経系のコントロールを受けていろいろな臓器唾に作用する。
その作用は大きく分けて抗インスリン作用と成長促進作用の2つがある。
欲抗インスリン作用には、脂質代謝と糖質代謝に対する作用がある。
脂質代謝においては、脂肪&組織で中性脂肪を分解し、脂肪酸とグリセロールに変える作用がある。
駒糖質代謝においては、肝臓、筋肉、その他の組織で血糖を上昇させる。
これは糖尿病をおこしやすくするといえるが、逆に、インスリンが効きすぎるような状態では血糖を上げないといけな耐いので、血糖レベルを維持するのに重要なはたらきをしているともいえる。
成長促進作用では、肝臓、その他の臓器でIGF1を仲介して骨組織にはたらきかけ、軟骨縦を形成して縦方向の骨成長をうながす。
骨以外の筋肉、性腺などではタンパク合成や組織増殖を章促進する。
つまり、「成長ホルモンは、からだをつくるメインのホルモン」というわけである。
第とくに小児期から青年期にかけては、成長ホルモンが大活躍して軟骨内骨形成をうながすことで、縦方向の成長を進め、同時に骨量を増やす。
思春期前後に身長が10センチ近く伸びるのはこのおかげである。
また、筋肉量を増やし、性腺に作用して性腺の発育を促進する。
これらが相乗的に作用して成人のからだがつくられていく。
これまでは、成長ホルモンは発育時に大活躍しても、成長期を過ぎればあまり役割がないとみられてきた。
しかし、遺伝子工学によってヒト成長ホルモンが豊富につくられるようになり、ここ十数年、成長ホルモンに関しての臨床研究が進んだ結果、成人期から老年期においても代謝調節の役割が大きいことがわかってきた。
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